株とは
株は、企業が事業資金を集めるために発行する証券です。その企業の株を購入したい人が増えれば株価が上がり、買う人が少なければ株価は下がります。投資家は保有している株が上がった時点でそれを売却することにより差額を利益として得ます。
証券取引所とは
株式や債券をはじめとする売買取引をする場所が証券取引所で、日本には東京と名古屋、また福岡や札幌に証券取引所があります。証券取引所という公の場所があることで売り手と買い手の円滑な取引が可能になっています。流れとしては証券会社が株式の売買注文を投資家から受け、そしてその注文を証券取引所へと伝えます。そこで買い手と売り手の条件が合致すれば売買が成立します。
株式投資に必要な資金
株は1株あたりの金額が100~5000円程度とそれほど高くはありません。ただし、大抵は100株や1000株のようにまとめて購入することが必要になっています。ですから1,000円の株を100株購入する場合なら10万円の資金が必要になります。株の単位数は企業ごとに違うので事前に確認する必要があります。あまり資金が無いという場合は、ミニ株投資がおススメです。ミニ株は普通 なら100株単位でしか購入できない銘柄を1株や10株から購入できるというものです。
配当金について
企業は利益を得た場合、その一部を株主に還元しますが、このお金のことを配当金と言います。1株当たり5円の配当金を得られることになっているなら、その株を1,000株保有していれば5,000円の配当金を受け取れることになります。
配当金の受け取りに関係した重要な日として権利確定日というのがあります。権利確定日は決算月の月末で、3月が決算月であれば3月31日が権利確定日になります。この日の3営業日前は権利付き最終日と呼ばれており、この日までにその企業の株を持っていれば配当を受けることができます。権利付き最終日が過ぎれば、権利確定日前に株を手放したとしても配当を受け取れます。実際に配当を受け取ることができるのは、権利確定日の2~3か月後です。
株主優待
企業では株主に対して配当金以外に品物やサービスを贈ることがあります。これが株主優待です。権利付き最終日の時点で企業が決めている一定数の株を保有していれば優待を受けることができます。優待目的で株を買うとしても、業績が悪い企業の株を買うと株価が下がって損失を被るリスクがあるので、企業の見極めが重要になります。